目ずらし記事

mezalaのブログ

馬鈴薯は連作障害

 めずらしきこと。に非ず。

 家庭菜園における最大の難題は,連作障害と言ってだろう。連作の影響を最も受けやすい種類はナス科であり,代表的なものとして茄子,トマト,馬鈴薯が挙げられる。これらはナス科を代表すると言うよりも,あまり手のかからない野菜を代表していると言ってもよく,また厨房での使い勝手もよいために家庭菜園で作られる最高の人気野菜となっている。
 しかしながら,これらの野菜は同じ種類どころか,ナス科のものを毎年同じ畑に育てると連作障害という不作要因に見舞われてしまうのである。
 さて,我が家の馬鈴薯畑はもう3年目であって,専門的な視点から見ればハッキリ言って問題外なのである。一応広めに取った畝の間隔をずらしてはいるものの,1年おきに植えているのと同じことなので,連作障害が出ないほうがおかしい。もちろん毎年ろくに育たないのである。
 ジリジリと暑い炎天下の中,ひと畝だけ掘ってみたが,予想通り鶏卵程度の大きさにしか育っていない株がほとんどである。しかしながらそれはそれで可愛い一口サイズなのであって,そういう種類なのだと思えばよいのではあるまいかと思う。
 しかし来年からは連作の影響のない甘藷を作ることにしようかと思う。冬の間はタアサイでものびのびと育て,それらの収穫が済んだら甘藷の苗を植えるというスケジュールでどうだろうか。…などと,またしても捕らぬ狸の皮算用をたてているわけで,基本的に家庭菜園などやっている人間は欲が深いのだろう。